鈴木 亜紀Suzuki Aki

高根沢シルバーホーム 係長 看護師
勤続9年目

病院と高齢者施設での自分の役割の違いを理解

介護老人保健施設の高根沢シルバーホームで、看護師としてご高齢のご利用者様の医療的ケアや介助などに携わっています。私は看護師を目指して千葉県の専門学校で学び、卒業後は現地の公立病院で10年働きました。千葉の病院では急性期の病棟で働いていたので、亡くなる人が日常的にいらっしゃいました。そんな中で高齢者施設での看護の仕事に関心を持つようになったのです。病院のことしか知らなかった私にとって、ここでは初めて経験することばかりでした。それまでは、アラーム音の中で医療処置をする日々でしたが、ここではご利用者様の日常生活の介助が中心です。また、病院ではナースが中心でしたが、ここでは介護スタッフが中心なので、しばらく自分の立ち位置に戸惑いを感じた時期もありましたが、3年程経ってようやく「ナースは縁の下の力持ちだ」と思えるようになりました。

ご利用者さまには常に笑顔で向き合いたい

高齢の方のケアには、ケアマネ、ヘルパー、作業療法士、薬剤師など多職種のスタッフが関わります。そのため、お互いのコミュニケーションはとても重要で、介護職の人たちの話をよく聞いてから処置を行っています。また、病院勤務時代は内科にいましたが、こちらでは脳神経外科や整形外科に携わることが多く、未知の分野だったので、内部研修も受けたりして一から勉強し直しましたね。最も心がけているのは、ご利用者さまと接するときにいつも笑顔でいることですね。ご利用者さまの様子は介護者の映し鏡だと研修で聞きましたが、特に認知症の方は対応の仕方で反応が変わってきます。なにより、私はお年寄りが好きなのでやりがいを感じますね。

福利厚生も手厚く、ママが働きやすい環境

北斗会は福利厚生が整っているので、ママにとって働きやすい環境だと思います。子どもの発熱などによる急な休みもとりやすい雰囲気がありますね。お互い同じ状況で働いているので、皆で悩みを共有できて、ママ友もここで作れます。子育て中の男性も多いので理解もありますね。制度上とても助かったのは小学校に上がるまでの期間、1.5時間早めに帰れる短時間勤務制度があることです。他の病院では3歳までしか使えないところが多いようなのでありがたいですね。今後の目標としては、看護師という職能を追求しつつ視野を広げ、持っている技術や知識を活かしていきたいです。異動もあるかもしれませんが、それもまた新境地を開くきっかけになるかもしれないと前向きに捉えています。