佐藤 まゆみSatoh Mayumi

看護部 副部長 看護師
勤続29年目

患者さまの回復に寄り添っていける喜び

2018年4月から看護部の副部長としてスタッフ調整などの管理業務を手がけています。また、外来の業務として診療介助や採血などの処置も行っています。1日のうち午前中は外来業務、午後は管理業務というように仕事は横断的です。入職した頃の私は人見知りでした。だから初めは努めて自分から言葉をかけることを意識していたんです。でも、そんな日々を重ねるうち「自分なりでいいんだ」と思えるようになり、ふと気がつけば人見知りをしなくなっていましたね。仕事はずっと続けるつもりでいました。患者さまや同僚、先輩とのふれ合いの中で自分が成長できることが、仕事を続ける上でのモチベーションになっていましたし、患者さまが回復に向かっていく様子を見守っていられることが、仕事の原動力にもなり、やりがいも感じられたのです。

子育て中のスタッフを受け入れる環境は
整っている

仕事の中心は患者さまの対応になりますので、皆様の入院生活や診察がスムーズに進むよう日々心配りをしています。その一方で気を遣うのは子育て中のスタッフへの対応です。子どもの病気で急な休みが発生した場合には、スタッフの調整が必要になります。小さい子どもはしばしば熱を出すのが当然ですが、それが頻繁だと仕事の継続を悩むスタッフもいて、相談を受けることがよくありました。私自身はかつて子どもが幼少期に病気になったときは、夫や友人が協力してくれたので頼っていましたが、今や北斗会では認可保育園や病児保育室もありますので、子どもを持って働くという点では環境が整っていると思います。また、出産で仕事から離れてブランクを感じる人に対しては、復職後に指導者をつけてサポートする態勢もとっています。

目標を持っていれば、時間はかかっても
きっと叶う

私の果たすべき役割は人材育成です。最近は仕事と家庭とのバランスを重視する若い方が多いので、とりわけ結婚や子育てなどのライフイベントがある女性に対しては、いかに辞めずに続けられるかに配慮した人事配置を心がけています。でも、もし「やりがい」を求めているのであれば、ここで長く働き、経験を重ねてきた自分を振り返ると、最初から「やりたいこと」に気づくのはとても難しいことだと思います。実際に若いスタッフを見ていると、カンファレンスを積むうちに、やりたいことが見つかっていく様子が見えます。だからこそ、心構えとして大切だと思うのは「自分がこうなりたい」という目標を持つことです。目標さえ持っていれば時間がかかってもきっと叶います。そんな若い人たちに対しては、出て来た意見などを潰さぬよう見守ってあげたいですね。振り返れば自分も最初は不安でいっぱいでした。寄り添っていきますから、ぜひ迷わずにチャレンジしてみてください。